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消費者金融関連新刊書

市民向け公開講座で話すことになった。
テーマは「消費者金融について」。ううーむ。
聴衆の階層がわからないので準備で悩む。近頃はグレーゾーン金利が新聞・テレビでも話題になってはいるものの、どこまで突っ込んだ話をしていいものやら。

とりあえず本屋でこの夏でた関係書籍を渉猟。


借金は身を滅ぼす

青島著
主婦の友社
cover

借金漬けになった著者「青島」のヤミ金にさえ断られるまでの回顧録。パチスロがやめられないのでは、借金も減らないのはしょうがないか。こうやって借金がふえていくのだな。他の本よりよくわかった。気になるのは、著者が400万円の借金を何年も抱えたまま、債務整理も破産もしないで書籍が終わっていること。この本の売り上げで借金返済するつもりなんだろうか。印税400万は無理ですぜ、たぶん。
 
 
 
貸金業の真実
利用者をグレーにするな
岸紀子著
BKC
cover

日本金融新聞編集長の新聞連載をリライトしたもの。第2部の「業界をひもとく」編が業界の歴史を丹念に追い秀逸。業界紙に籍をおく著者だが、案外と貸金業界に苦言を呈してもいます。
 
 

下流喰い
消費者金融の実態
須田慎一郎著
ちくま新書
cover

テレビでも有名な強面経済評論家須田先生の新刊。半分はヤミ金の実態についての記述。よくあの外見で潜入取材ができたなぁ。それにしても、「足立区」ばっかりを悪く言いすぎなんではないか、足立区からクレームがこないのかと、読んでて不安になりました。

 

でたらめ判決が日本をつぶす

井上薫著
扶桑社
cover

「元」横浜地裁判事、私の大好きな井上氏、ますます過激な書名になりました。「蛇足判決」の例として、昭和四十三年の利息制限法に関する最高裁判決を題材にしてます。筆致はいつもどおりです。
 

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Comments

I'm your student.
僕のブログではこういった形で消費者金融を取り上げたので、ぜひご覧ください。

Posted by: SASAKI | 2006.10.07 at 11:55 PM

おかださま
はじめまして。大学院で憲法を勉強している院生です。
ウェブで検索をしていたら、たまたま「判決コメントは誰が書く」に引っかかり、とても興味深く拝見いたしました。
判時や判タイのコメントを裁判官が書いているという話は聞いていましたが、ここまで具体的なことは知りませんでした。
私は、立川反戦ビラ事件という裁判のお手伝いをしているのですが、(あまりにどうしようもない判決だったためか)最近までなかなか高裁判決が判例集に載らず、判例評釈も出なかったのでやきもきしていました。
こういう仕組みで判例集が作られていたんですね。

Posted by: センゴク | 2007.02.27 at 10:31 AM

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