独楽寿し
かつて池袋西口駅前には、伝説的な回転寿司店があった。
その名も「独楽寿し」。
何が驚異かといえば、まず店の狭さ。回転装置の周りにU字8人も座れば満員となる店内、もちろん回転装置も驚異的な小ささで、直径1メートルくらいのもの。東急ハンズで売ってるんじゃないかと思わせるファミリーサイズの回転装置に、ネタがコトコトと回っているのである。あまりの小ささに、どこを回ってても手が届くから、存在意義がいまいち不明だった。
そして本当の驚異はネタのよさ、そして値段の安さ、とりわけウニは感動モノだった。そこらの回転寿司のウニなんて、半分以上がキュウリの切り身が乗っていて、ウニはいったいどこじゃあと叫びたくなるような代物が多い中、独楽寿しの軍艦巻きの上には溢れんばかりのウニがたっぷりと盛られて、2貫で240円は、感動。
その他のネタも新鮮で、でかい。
その独楽寿しも、敷地の再開発で、やむなく閉店。
私は、泣いた。
と思ったら、有楽町線で池袋の隣町、池袋から歩けなくもない要町に移転していた。ので、行って来た。
こんどの店は、回転装置を廃したので回転寿司ではなくなったが、一皿120円か240円という価格構成は同じ、定員8人という狭さも同じ。そしてなによりネタの豪快さも同じ。そしてなにが嬉しいって、前の店では厨房の奥で握り続けるだけだった主人が、目の前で握ってくれることだ。初めて顔を見た。頑固な板前という顔つきなのに、にこやかで愛想がいい。
生ウニと生牡蠣、この4貫で、480円だ。生きててよかった。
相変わらず新鮮で豪勢なウニだが、どう考えても赤字のはず。ウニだけ大量に注文するのは店に迷惑だから、よい子は遠慮しよう。
値段と味はかつての回転寿司のまま、回転寿司でなくなった独楽寿し、これはすばらしい。
女の子に「回ってないおいしいお寿司が食べた~い」とかいわれても、慌てることなく要町に向かえばよろしい。
ググってみたら、ホームページがあった。
http://koma.rdy.jp/koma/
回転寿司 函太郎
まずいとかうまくないとかは言いませんが、この値段なら、ほかの回転寿司でもこの味はあるかも・・・・。
海がよく見えるので、昼間の眺めはお勧め。夜は季節によっては、イカ釣り漁船のランプがよく見えて、綺麗だそうです。
団体でね、わーっといって、食って飲むと、そういうのがいいかも。
函館駅から男一人でタクシーで往復する価値は、・・・微妙。
まあ、観光名所ってことで。
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